賃貸で家を借りる
日本で「住居」というと一軒家かマンション(アパート)が普通ですが、フィリピンではビレッジ、コンドミニアム、もしくはアパートが一般的です。
「ビレッジ」とは日本で言う一軒家。高い塀などで区切られた大きな敷地にたくさんの家、学校や公園、小さなスーパーまであり、その中で生活がなりたちます。大家族であれば部屋数も豊富なビレッジを選ぶこともありますが、一般的な日本人であれば「コンドミニアム」が便利です。
コンドミニアムは、わかりやすくいうと家具付き高級マンション。ほとんどのところに共同で使えるジム、プール、パーティールームが併設されています。入口にはセキュリティーのためのガードマン、そしてホテルのフロントのような受付があり、不審者の侵入を防ぎます。
いずれにしても、不動産会社へ直接連絡し、内覧後契約という流れになります。日本語の通じる不動産会社も多くあるので安心。ただし、居住地域によって得意・不得意がありますので、一件ではなく複数件連絡を取るのがよいでしょう。また、家賃は交渉次第である程度下がります。内覧のときに、気になるところはどんどん指摘しましょう。契約は1年毎に更新となる場合が多く、年間一括払いとして値引き交渉することもあります。
私が家を探すときに利用した不動産屋 ⇒ フィリピンの不動産屋
また、ネットで探す方法や、直接コンドミニアムの受付に空きがないか掛け合う方法もあります。これらの場合、不動産会社を通さない分、いくらか安く借りることができます。ただし、その後の契約等はオーナーと直接・・・ということになるので、英語に自信がある方以外はお勧めしません。
物件を選ぶときには停電時のバックアップの確認も忘れずに。たいていのコンドミニアムには自家発電がありますが、使える電気に限りがあるところがほとんどです。部屋のライトまでなのか、冷蔵庫や扇風機にも使えるのかなど確認しておくといいでしょう。
日本と違い、新築だからよいとは限りません。お勧めは築3年~15年程度でしょう。新築の不具合はざら。古いが故の不具合、特に水回りのトラブルはよく聞きます。フィリピンと日本では品質が違いすぎます。あまり神経質にならず、妥協も必要。どんな立派な建物も、アリ、水漏れ、隙間風。こんなことは日常茶飯事なのです。